「片面焼き」で使い分け！インロー＆アウトロー

インロー、アウトローという単語には野球好きの人が反応するかもしれませんが、これは野球の話ではなく焼肉における話です。これは焼肉屋さんなどで提供される、ある程度生で食べられるような高品質なお肉を「片面焼き」し、その片面だけ焼いた面を「イン」と「アウト」のどちら側に向けるかというものになります。このような食べ方が、焼肉通の間ではインローとアウトローと呼ばれているのです。

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インロー＆アウトローは、片面焼きという同じ焼き方であるにも関わらず、その食べ方を使い分けることによって全く違った味わいを楽しめることが特徴だと言えるでしょう。焼肉は片面だけをさっと焼けば、当然片方は茶色に変色し、もう一方は赤い色で生のままですから、そのどちらが舌に触れるかによってその風味は大きく変わってきます。

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インローは肉を焼いた面を外側にし、生の面を内側にする食べ方です。この食べ方の特徴としては、焼けた肉が舌に最初にあたることから、肉の旨みが内面に閉じ込められた状態になり、じわっと口に広がる旨みを体感できる食べ方だと言えるでしょう。このインローという食べ方は中心部分が生という共通点から、ステーキのミディアムレアを想像すればイメージがつきやすいかもしれません。

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一方のアウトローは、インローとは全く逆で肉を焼いた面を内側にし、生の面を外側にしてから食べる方法になります。アウトローの食べ方の特徴は、焼いていない肉の食感を味わうことができる点から、本当の肉そのものの風味を味わえるでしょう。また、インローとは逆で旨み成分をダイレクトに感じることができる素晴らしい食べ方でもあります。

リバーシブルパーカーのような感覚で片面焼きのインローとアウトローを使い分ければ、普段の焼肉の楽しみ方が一つ増えます。そして、インローからアウトロー、アウトローからインローというローテーションをすれば、飽きのない焼肉が実現するのではないでしょうか。